「そしてシリアおよびキリキアを通り、諸教会を力づけた。」 使徒の働き 15章41節

異邦人で主イエスを信じた人に対して、割礼を受けなければならないと迫るユダヤ人たちが現れて、パウロたちと激しく対立したことが記されて15章は始まります。
そのような対立や新しく救われた人が加えられることで、教会には混乱もおきるのです。
しかし、そのような混乱もすべてを益に変えてくださる主が働かれます。

32節とここ41節に「力づけた」と表現があります。
使徒の働きには、他に18章にだけある表現です。
旧約、新約聖書の中で、7回だけ使われる言葉です。
主イエスを信じる人たちが集い、礼拝を献げていくところには、混乱や問題が起きたとしても、主が働かれて、必ず力づけられていくのです。
それが1章の間に2回も使われることで、新しく異邦人へと福音が伝えられていくときには、混乱ではなく励ましが起きるのだと、強く訴えているのです。

私たちが、迷ったり、不安になったりする時、そういう時はあります。
その時には、必ず主が信仰者を力づけてくれるのです。
ですから、信じる私たちの前には不安ではなく期待がいっぱいなのです。
2025年の毎日も、主が力づけてくださると信じて新しいことを始めてみましょう。

シャローム