「この役に立たないしもべは外の暗闇に追い出せ、そこで泣いて歯ぎしりするのだ。」マタイの福音書 25章30節

旅に出るにあたり、しもべに5、2、1タラントを預けていった主人が旅から戻って精算をするたとえ話です。
1タラントを預かったしもべだけが、他の二人と違って、預けられた賜物である1タラントを何もしないで放置したため主人に厳しく責められる場面です。
彼が、儲けることができなかったので主人は怒っているのではありません。
彼が忠実ではなかったから、むしろ悪く、怠け者であったことが露呈したのです。

主人は厳しい言葉とともに、最後にこのしもべを追い出します。
主は、世界の初めの時から私たちのために素晴らしい宝物を備えててくださる方です。
そして惜しみなくそれを与えてくださる。

しかし、同時に主は与える人を選ぶことができる方。
あいまいなことはされません。
祝福を惜しみなく注ぐか、御国より追い出すかです。
賜物は与えられ、時も与えられています。
主人との再会を楽しみにしつつ、みことばに忠実に歩みたい。
その瞬間は、必ず来るのです。それも近い。

シャローム