「こう言って、彼はパンを取り、一同の前で神に感謝の祈りをささげてから、それを裂いて食べ始めた。」 使徒の働き 27章35節

囚人であるパウロを皇帝の裁判を受けさせるために、百人隊長はパウロを護送してローマに向かって船旅を進めます。
しかし、旅の途中で暴風に巻き込まれて、一向は命の危険を覚えるのです。
パウロだけは、主が必ず命が守られてローマに行くということばを受けて、この時も恐れないで平安でいます。

暴風の中で、危険がいよいよ深まった時にも、パウロだけは平常心を失いません。
そしてこの時、食事をして元気を出すように、皆に勧めるのです。
そこでパウロは、そこにいる一同の前で、神に感謝の祈りをささげます。
死を覚悟した最後の食事などというものではありません。
食事で力を得て、主の守りがあることを信じて感謝の祈りをささげるのです。

どんな状況でも主だけを信じること。
どんな時でも祈ります。感謝の祈りをするのです。
信じているから、平安が与えられるから感謝するのです。感謝できるのです。
主が必ず顧みてくださり、助けてくださいます。

シャローム