「しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になります。」マタイの福音書 19章30節
律法を幼い頃から守ってきたと自負しながら、永遠のいのちを得ているという確信を持てない人が登場しました。16節〜
最終的にこの人は、持っていた多くの財産を頼りとしてしまい、イエス様の元から悲しみながら立ち去ってしまいます。22節
このイエス様と質問した人とのやり取りに驚いたのは弟子たちでした。
では、誰が救われるのか?と弟子たちは驚き質問をしました。
「人にはできないことですが、神にはどんなことでもできます」と答えたイエス様です。
そして最後に、この30節のことばを語ってくださった。
先にいる者とは、以前から律法を知っている人たちのこと。
神に選ばれていると自負してきた人。
しかし、神と隣人を愛することを知らない人たちです。
後にいる者とは、イエス様に出会い律法を愛するのではなくイエス様の愛に応答して神と隣人を愛するように変えられた人たちです。
神にできることとは価値観の逆転です。
人の定めた価値ではなく、神様の与えてくださる価値です。
その価値を知って信じる人は、救われてイエス様とともに生きる人になります。
先に天の御国の前味を味わいながら、地上での信仰生活を歩む人です。
この人たちは、律法を守ってきたと自負しません。むしろ守れない自分を知って、イエス様の前にそのことを告白して、神の助けを求め続けることができる人です。
その人は、不安ではなく期待が心が溢れるようになります。
シャローム