「彼が聞き入れようとしないので、私たちは「主のみこころがなりますように」と言って、口をつぐんだ。」 使徒の働き 21章14節

この町での宣教の働きの後、パウロを巡って混乱が起きて、パウロを憎み捕えようとする人たちが現れたりします。
そのような変化が始まる中で、パウロはやがて捕えられ苦しめられることが示されると、この町の信仰者たちは、パウロを引き止めようとします。
しかし、パウロの思い、願いは死までも主に従い通し、使徒としての働きをまっとうすることでした。

引き止める彼らに言葉を聞き入れないので「主のみこころがなりますように」と、答えたと、ここ14節は教えてくれます。

死までも従い通す働きにつく使命を受ける人もいます。
また、幸いな人生を送って、キリスト者の喜びを証しする人もいます。
困難や悲しみが続く人生を送る人もいるでしょう。

誰が本当に幸いで、誰が良かったのか、私たちが判断する必要はありません。比較する必要など全くありません。

私たちは「主のみこころがなりますように」と、祈ることができて。
その祈りの通りに、主に従えるならば、それは幸いです。
主のみこころをいつも祈り求める私でいたいと、心から思います。
探っても探っても、祈り続けても、全て知ることなどできない「主のみこころ」です。
ただただ、心から「主のみこころがなりますように」と祈りたい。

シャローム