「ソロモンは至聖所の中に、彫像のケルビムを二つ作り、これに金をかぶせた。」 歴代誌 第二 3章10節
ソロモンが始めた神の宮の姿を伝えてくれる3章です。
礎のサイズから始まると、ケルビムについて詳しく記します。
10節に続いて11節では、二つのケルビムが、その翼を広げていることを教えてくれます。
それは至聖所を守っている姿を示しています。
ケルビムが旧約聖書に、最初に登場するのは、創世記3章24節です。
エデンの園をアダムとその妻が追放された時に、エデンの園とそこにあるいのちの木を守るために、神がケルビムを置かれました。
ケルビムはこの時から、二つがセットで登場します。
門を両側から守る門番のようです。
ここでも至聖所にケルビムが置かれているのは、至聖所を守っているのです。
至聖所へは、神様の特別な許しがなければ入ることができません。
それを視覚的に教えてくれるのが、ケルビムの像であり、また壁にも刻まれているのです。
神、主を信じて、正しく恐れることができる信仰者は、ケルビムを見ると、身も心も引き締まったことでしょう。
ソロモンが作りましたが、神がここに置かれたのです。
ケルビムを通して、宮の姿を通して、神様は神様の方から私たちに近づいてくださっていることを教えてくれるのです。
神の宮で、教会の礼拝で、謙遜に神様を見上げて、今はもうケルビムに守られていた主の前に行けることを喜び感謝して礼拝をしたい。
シャローム