「しかし、だれが主のために宮を建てる力を持っているというのでしょう。天も、天の天も主をお入れできないのです。主のために宮を建てようとする私は何者でしょう。ただ主の前に香をたく者にすぎません。」 歴代誌 第二 2章6節

5節では、建てようとしている宮は壮大ですと、告白します。
それは主が、唯一で真の神であり、偉大な上に偉大な方だからです。
人が主のために、主にふさわしい宮を建てることなどできるはずがないのです。
そのような力を持ち合わせてはいません。
しかし、主の宮を建てたいとの思いを、主は退けることはされないで、むしろ必要の全てを備えてくださったのですのです。

宮の建設を自分の手柄として誇るようなことをすることなく。
私たちが、主の前にどこまでも謙遜であるならば、主が私たちの心の内に、志を与えてくださり、それを成し遂げる力も与えてくださるのです。
この時も、ソロモンのために、主は、その父ダビデに宮の建設のための資材を備えるという使命を与えくださいました。
そうしてソロモンは与えられた建設という使命を果たすことができたのです。

私たちが主の偉大さを知り、どこまでも謙遜に主に仕えるならば。
主は、私に使命を与えてくださり、その使命を成し遂げるための、賜物も協力する人も、主の恵みとして与えてくださるのです。
主の愛を知る人は、主の前に謙遜になれるはずです。

シャローム