「神はソロモンに仰せられた。「そのようなことがあなたの心にあり、富も、財も、名誉も、あなたを憎む者たちのいのちさえ願わず、また長寿も願わず、むしろ、わたしがあなたをその王として立てたわたしの民をさばくための知恵と知識を願ったので、」 歴代誌 第二 1章11節

知恵の王と呼ばれることになるソロモン王が、その治世の初めに神に何を願うのかと問われた時の様子が丁寧に記されています。
ソロモンは、ここ11節にもあるように富や財、名誉を求めず、敵を滅ぼす力も求めず、知恵と知識を求めました。
与えられた使命を果たすために求めました。
そしてそのことは神、主のみこころにかなうものでした。
神は、ソロモンに知恵と知識を与えます。

ソロモンが知恵と知識を求めたことは正しく、良いことでした。
しかし、ソロモンが素晴らしかったのは、ここで神が言われていることを知っていたことでした。
「わたしがあなたをその王として立てたわたしの民」
これです。
主の民。イスラエル。
主が立てた王。ソロモン。
すべては神、主から出ています。主の愛と恵みから出ているのです。
自分が何者であるのか、私たちは何者なのかを知ることができたことです。そう信じて歩めたことです。

ソロモンの祈り、求める姿から自分の利益を求めるのではなく、主のために何をしてどう生きるのかを望むことが大切なことなのだと、教えられます。
あなたは主に愛されている者として、主に何を求めるでしょうか。

シャローム