「苦しみが彼に降りかかるとき、神は彼の叫びを聞かれるであろうか。」ヨブ記 27章9節

ヨブはさらに訴えます。
友人たちの言い分を正しいと認めると、自分が罪人であると認めることになるので、ヨブは全能者に叫びます。
今のヨブの苦しみは、ヨブが罪を犯した結果ではなく、全能者である神から発していると訴えます。
神に罪があると言うのではありません。
苦しみの源が神にあると訴えるのです。
ヨブには、何故、苦しみが自分に与えられるのかは分かりませんが、罪の結果ではないことを訴えるのです。

そして大切なことを主張します。
ヨブは苦しみを経験しても、神を捨てない、信仰を捨てないと言うことです。
苦しみが降りかかっている今でも、ヨブが神に叫びます。
神の助けを信じて叫びます。
それがヨブの信仰です。

一体何人の人が、受け入れがたい苦しみの中でも、神様を信じて祈るでしょうか。
神が、ヨブの叫びを聞くのは、平安な時だけではなく、苦しみ、絶望してしまうような時にも、変わらない信仰で神にのみ叫ぶのです。
たとえもし、その叫びが神に対する不平、訴えであったとしても、神に叫ぶ人は、神を信じる人です。
信仰を捨てない人です。
今、身体や心の苦しみに加えて、友人からの攻撃と言う苦しみの中でも、ヨブは神に叫び、神への信仰を失いません。
むしろ強く確信を持って叫ぶのです。

シャローム