「両者はともに土のちりに伏し、うじ虫が彼らをおおう。」ヨブ記 21章26節

両者とは、元気な盛りの時、即ち幸せで喜びの時に死ぬ人と、苦悩の中で幸せも知らないで死ぬ人のことです。
全く逆の経験をした二人は、結局のところ地上での人生は必ず終わり、そして土に帰るのです。
うじ虫がおおうとは、悲惨な状況を表すのではなく、死が確定していることを示します。
人は結局、死に向かって進むだけなのだと、ヨブは苦悩しているのです。

31節、32節にも同じようなことが語られます。
誰にも評価されることなく、死を迎えて葬られ、そこに見張が立って、私が確定していく様子もあります。
虚しいのです。苦悩しか、今のヨブにはないのです。

ヨブは、友人たちを批判しつつ、神様からの慰めのことばを求めています。きっとこのまま病を得たまま葬られるのは苦痛なのです。耐えられなくなって来たのです。
主は与え、主は取られるという信仰が、今、ヨブの中で崩れそうです。

ヨブの信仰が弱いのではありません。
信仰の友人たちが、主に期待し、友人に寄り添う信仰に欠けているのです。それがヨブをさらに苦めて、ヨブの信仰の目を曇らせて、その口に、神様への呟きを上らせてしまうのです。

死を、どのように捉え、死を受け入れることができるのかどうかが、今、現在を生きている私たちに問われています。
主への信頼と、御国への期待を強くしたいと思います。

シャローム