「しかし私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神からの霊を受けました。それで私たちは、神が私たちに恵みとして与えてくださったものを知るのです。」コリント人への手紙 第一 2章12節
パウロは自分の力や知識を誇りません。
むしろ自分は、批判する人の言葉の通りに、弱く、恐れおののく者だと証言します。
しかし、そこには少し皮肉も含んで、批判者たちに反論しているようです。
弱く知識もないパウロが語るのは、人が自分では知ることができない神の知恵なのだと、証言します。
そしてその知恵は、パウロが努力して勝ち得たものではなく、神様から与えられた恵みとしての神の知恵であり、神様の霊が与えられた結果なのだと語ります。
パウロが語るのは、パウロ自身ではなく、パウロの口を通して、パウロに与えられた、パウロの内側に住んでくださっている聖霊によって、語るのです。
ですから、語ることばは、神の知恵であり、人には知ることができない神の真理なのです。
私たちは一人ひとりが主イエスと出会い、主イエスを救い主と信じました。
そのとき、私たちには神の霊である聖霊が注がれて与えられたのです。
何の対価も払うことなく(払える対価など元々持ち合わせてはいませんが)、報酬でもなく、恵みとして与えられた受け取りました。
それで私たちは、弱いけれど強い、恐れおののいていますけれど大胆な信仰者の一人になりました。
すべては恵みです。
神様の恵みから始まっています。
シャローム