「主があなたのしたことに報いてくださるように。あなたがその翼の下に身を避けようとして来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。」ルツ記 2章12節 (2017新改訳)
ルツは、イスラエルの神、主を信じました。異邦人でしたが、ユダヤ人の母ナオミと同じように主を信じたのです。
そしてナオミと一緒にイスラエルの地に来ました。
そこでは、秦家の落ち穂を拾って、ナオミを助けて生活しました。
ここには礼拝の様子などは、一切ありません。祈る姿も記されません。
しかし、それは主を信じていないのではなく、律法を守ることで、信仰を明らかにしていたのです。
ここに登場する畑の所有者のボアズは、母ナオミを助けて、一日中、立ち働くルツに親切にします。
寄留者、やもめを援助していくことは、律法に示された主の愛を表すことです。
そしてルツも、愚痴の一つも唇に上らせることなく働き、母を助けることで信仰を証ししていたのです。
ボアズは、そのルツの信仰を「あなたがその翼の下に身を避けようとして来た」と、現しました。
そしてそんなルツが、落ち穂拾いの作業で、みじめな思いをしないように配慮し、穂をたくさん集めさせるのです。
主を信じて生きることは、主の翼の下に身を避けよることなのです。
そしてそのように主を信じて従う人は、みじめな思いをすることはないのです。
もし、貧しさを経験したとしても、みじめな思いにはなりません。
主を信じる心は、その人を豊かにし、愛のある人へと変えて行くからです。
主を信じ、主に期待する人は、主から豊かな報いを受け取っているのです。
今朝、もう一度、その報いを数え、確認したい。
シャローム