「あらゆる形の悪から離れなさい。」テサロニケ人への手紙 第1 5章22節 (2017新改訳)
パウロはテサロニケの人々に、主とともに生きるように勧めてきました。
いえ、そのように生きることができるのだと、教えてくれました。
そのために互いに愛し祈りあうことを勧め、いつも喜んでいるように勧めます。
そして悪から離れるように教えます。
それもあらゆる形の悪からだと、教えます。
それは難しいことです。私たち一人ひとりは弱く、誘惑や攻撃、迫害に敗けそうになることがあります。
しかし道があります。
それはパウロが勧めてくれた互いに励ましい、互いに高めあう生活を送る時に可能になります。
悪を避けるのは、消極的な歩みではなく、主が教えてくださった良い行いを積極的に行う時に、積極的に悪から離れることができるのです。
パウロはこの手紙の最後に「私たちのためにも祈ってください」と、願っています。
福音を彼らに伝え、神学を教え、導いてきた大先輩のパウロですが、祈って欲しいと願うのです。
それはパウロ自身も、互い祈り合うことで悪から離れて、宣教の業に励むことができると知っているからです。
ですから信仰の後輩、信仰の初心者にも、遠慮なく、また恥とは思わないで祈って欲しいと願います。
良い行いをして、祈り合うことが、悪から離れる道です。
また、祈れることが悪から離れている証しでもあるのです。
今日も、教会の神の家族のために祈ります。
シャローム