「平和の神は、速やかに、あなたがたの足の下でサタンを踏み砕いてくださいます。」ローマ人への手紙 16章20節

手紙の最後です。挨拶が続いています。
多くの人の名前があげられていますが、そこに教会の様子と宣教の姿を見ることができます。
パウロが同労者と呼ぶ人たちがたくさんアジアからローマに至る地域で活躍をしていることが分かります。
会計係という表現もありますから、ローマの市制に関わるローマ人の多くの人が主イエスを信じていることが分かります。
祝福が広がっているのです。
迫害や困難は教会を衰退させることはなく、広がっています。
家庭での集まり、家の集会があります。
プリスカとアキラは変わらず活動をしています。それは多くの人の励ましになります。

同時に、今も困難や迫害があることも分かります。
平和の神がサタンを退けてくれると、ここでパウロは語り人々を励まします。
速やかにです。
足の下でというのですから、完全な解決があり、平和が与えられることが分かります。
それでも今、困難があるのは事実でしょう。ですからパウロは手紙を書きました。

一人ひとりの名前がここにあるのは、パウロだけではなく、平和の神が、この人たち一人ひとりを覚えて守り、祝福をしてくださることを教えてくれます。
私たちもまた、主に名前を覚えられています。そして、遣わされた地域で同労者となってイエス様に仕えていくのです。そこに平和があり、平和が広がっていくのです。

あなたも、わたしも、パウロの同労者であり平和の使者です。

シャローム