「このことがあった後も、ヤロブアムは悪い道から立ち返ることをせず、引き続き一般の民の中から高き所の祭司たちを任命し、だれでも志願する者を任職して高き所の祭司にした。」 列王記 第一 13章33節

ソロモン王の後、王国は南ユダと北イスラエルに分かれました。
北イスラエルの王になったヤロブアムは、最初から罪を犯し、罪を重ねてきた人です。
ヤロブアムの罪は、神、主だけを信じて歩まなかったことです。
主が、王国の内から10を与えて王に任命したのです。ソロモンの子、レハブアムよりも多くのものを与えてくださったのに、その主をあがめなかったのです。
王国を自分のものだと考えてしまったのです。
王国も、すべてのものは主のものです。
主こそが、真の王であり、王の王と呼ばれる方でした。
それなのに主に栄光を帰すことをしないばかりか、主に背くことばかりしたのです。

ここ13章でも、主のことばが告げられて、その通りになったのに、なおも罪を重ねたのです。

「立ち返ることをせず」と示されています。
罪を犯すことは正しくないのは確かです。
しかし、もっと悪いのは、その罪を悔い改めて、立ち帰ることをしないことです。
ヤロブアムは、主の声を聞こうとしません。
立ち返る機会が与えられても、立ち帰りません。

主のことばを聞くことをいつも忘れないようにしたい。
立ち返ることを恐れず、主のあわれみを信じて頼る者になりたい。

シャローム