「ベテルに行って背け。ギルガルに行って、ますます背け。朝ごとにあなたがたのいけにえを献げよ。三日ごとに十分の一を献げるがよい。」アモス書 4章4節
主が警告しています。
その相手は、形ばかりの礼拝を献げて、心のともなわない信仰しか持たない人たちです。
ベテルとギルガルは、北イスラエル王国が建国された時に、ヤロブアム王が南ユダのエルサレムに対抗して勝手に作った祭壇のある町の名前です。
北王国には礼拝する場所が2箇所もあると豪語し、そこに行くことが信仰深い姿のように見せる場所なのです。
また、朝ごとにいけにえを献げ、三日ごとに十分の一を献げるのも、立派な信仰のように見せかけているのです。
律法には、三日ごとに十分の一を献げよとの規定、命令はありません。
たくさんの献げ物をして、立派な信仰のある毎日を送っているように見せかけているのです。
しかし、主は皮肉を込めて彼らに告げるのです。
「行って、背け」「行って、ますます背け」
見せかけの信仰の行動によって、ますます主に背いていることになるのです。
心のない礼拝と献げ物を、主が喜ばれることはないのです。
回数が多ければ良いのではありません。たくさんのいけにえを献げるから主が喜ばれるのでもありません。
罪を悔い改めて、砕かれた心を持って、主に祈る者を主は喜んで受け入れてくださる。
そして祝福してくださるのです。
心の内に、そのことをしっかりと刻み込みたい。そしてその心に従って行動したい。
シャローム