「あなたがたの心を慰め、強めて、あらゆる良いわざとことばに進ませてくださいますように。」 テサロニケ人への手紙 第二 2章17節

イエス様の再臨を迎える時には様々な問題が起きることをパウロは示します。
その時には、神、主を否定し逆らう者たちが活発に活動をすることになりますが、やがて滅ぼされます。
イエス様を信じる人たちは、そのような出来事に惑わされたり恐れたりしないで、しっかり立って信仰生活を送るように勧めるのです。
そのために必要なことは既にパウロは伝えてきたし手紙でも書いてきたのです。

私たちは、周りの状況がどう変化しても、惑わされたり、不安にならないでしっかり立つことが大切です。
しかし、しっかり立つといっても、自分一人で頑張るのではありません。
イエス様が、私たちの心を慰め。強めてくださるのだと、ここにパウロは記します。
そして信仰者のことをパウロは、愛されている兄弟たちと、13節で呼びます。

私たちは、イエス様に愛されている者なのです。
このことがどれほど深く大きな慰めでしょうか。力になるでしょうか。

イエス様に愛されている者なのですから、この唇に上ることばは、隣人を励まし愛することばとなるように、しっかり立つべきです。
同時に、教会の身体、キリストの身体として、この手と足を用いて行なうわざもまた、隣人を慰め愛する行動となるように、しっかり立つべきです。
この唇のことばと、この手のわざに心を砕くならば、周りの状況が変わって、悪く見えたとしても恐れたり不安になることはありません。
主イエスに慰められ、強められながら、すべきことが十分にあるからです。

ああ、しかしパウロは厳しく語り強くお勧めをしても、本当にテサロニケの人を愛しています。
お勧めのことば、助言はこうしていつの間にか、彼らのために祈ることばへと変わっているのですから。

愛されている兄弟たち、イエス様が、あなたがたの心を慰め、強めてくださますように。
シャローム