「ほむべきかな イスラエルの神 主。 とこしえから とこしえまで。  アーメン、アーメン。」詩篇 41篇13節

聖書が初めに巻物に記された時、詩篇は五巻にまとめられていました。
41篇は、第一巻の最後の詩篇です。

主を愛し、主のことばに従い、隣人を愛して生きる信仰者の幸いを歌う41篇です。
主を愛し、詩人を苦しめる者たちや、投げ掛けられる悪口をも耐え忍ぶ信仰者は、幸いなのです。
それは主が必ず、助けてくださり、主こそが詩人の盾、守りとなってくださるからです。
信仰者を苦しめる者は、やがて主の報いを受けて滅び行くことになります。どれほど豊かで強い力を誇ったとしても、主を愛さない者に繁栄は続きません。

詩人は、主の助けを信じていますが、それでも最後に主の助けを祈ります。
そして自分が主の御前に立つことが許されるようにと、願うのです。

そして一巻を閉じる時、詩人は主をほめたたえて終わります。
主への賛美は永遠に声を上げるべきものです。
とこしえから とこしえまで、主の栄光は変わることがありません。
主を信じる私たちは、その主をいつもほめたたえるのです。
賛美は忘れてはいけないものです。賛美はいつも私の唇に上るべきものです。
賛美があるところに主の助けと平安が失われることはありません。

助けを求める祈りは大切です。
そして助けを求める祈りは、いつしか主の賛美へと変えられていきます。
それが真の神を信じる人の生き方そのものです。
シャローム