「さらに罪のきよめのささげ物として、雄やぎ一匹。これらは、常供の全焼のささげ物と、それに添える穀物のささげ物。および注ぎのささげ物とは別である。」 民数記 29章34節

この日は七日目です。
毎日、罪のきよめのために、雄やぎがささげられました。
7匹を献げたことになりますが、一日目(或いは七日目)に、7匹を献げて完了ではないのです。
毎日、罪のためのささげ物を献げなければなりません。
毎日、雄やぎを一匹づつ屠っていくのです。
それは、献げていくイスラエルの子らが、主の前に自分の罪を強く意識するためです。

そのことを父も子も強く意識するために、聖書は「毎日ささげる」という記し方をしません。
一日目と記し、二日目と続けて七日目まで毎日ささげることを記して記憶します。
もちろん、その通りに毎年ささげるのです。
簡略することはできませんし、してはいけないのです。

罪を強く意識することで、罪を赦し、ともにいてくださる主のあわれみと愛を忘れることがないためです。
ささげ物がなければ主は困る方ではありません。
ささげるのは、人のためです。
ささげることで、人がその恵みに与るのです。
毎日おこなう大変なささげる行為にも主のあわれみがあるのです。

シャローム