「兄弟たち。あなたがたについて、私たちはいつも神に感謝しなければなりません。それは当然のことです。あなたがたの信仰が大いに成長し、あなたがたすべての間で、一人ひとりの互いに対する愛が増し加わっているからです。」 テサロニケ人への手紙 第二 1章3節
イエス・キリストを救い主と信じる信仰を持つことは、その人の生活、生き方を決定的に変えるものです。
この頃のテサロニケの教会には、間違った教えを広める者たちがいました。
彼らは、主の再臨が既に起きているのだから、もう、一生懸命仕事をしたりする必要もなく、自由に好き勝手に生きれば良いと言うものでした。
主を信じる人がそのような生き方をして良いはずがありません。
そんなことをイエス様は教えていませんし、イエス様に倣って生きるのであれば、そんなことにはなりません。
最後まで果たすべき使命があり、それが喜びと平安を与えます。
パウロは、最初に間違った教えに惑わされないで、正しく歩む信仰者への感謝を語ります。
本当に感謝しているのです。
神さまを信じた人は自分の幸い、益だけを求める生き方をしません。
信仰とは、ひとりよがりなものではなく、自分を変え、他者へと広がっていくものです。
それは互いに愛し合う人へと成長していくことです。
神の前の罪人と神に赦された人の違いは、互いに愛し合う人となっていくことです。
神が愛してくださっていることを信じたので、神を愛して、神が愛している隣人を愛するようにと、互いが成長し変わっていくのです。
神が与えてくださった恵みなのです。
シャローム