「サムエルはサウルに言った。「私はあなたと一緒に帰りません。あなたは主のことばを退け、主があなたをイスラエルの王から退けられたからです。」」サムエル記 第1 15章26節 (2017新改訳)

サムエルは、ここで厳しく答え、サウルとは一緒に帰らないと語りました。
主が、サウルとともにいてくださらなくなった決定的な時なのです。
何故、そのようなことになったのでしょうか。
サウルが、主の前に罪を犯し、悔い改めることなく弁明を繰り返したからです。

サウルはアマレクを打ちました。
その戦いの前に、主はすべてのものを聖絶するようにサウルに、あらかじめ命じていました。
しかしサウルと兵たちは、分捕り物に飛びかかり、良い物を自分の物として残したのです。
主のことばに従い通さなかったのです。

そして主に最上のものをいけにえとして献げようと考えて、取ったのだと説明をします。
悔い改めではなく、空しい弁明をしたのです。
しかし、主はそうではないと、サウルの言葉を退けました。

サウルが、あらかじめ主から受け取っていたことばを退け、押しのけて自分の欲望に従ったのです。
それなので、主も、サウルを王から退けるのだと、答えられたのです。

恵み深くあわれみ深い主は、惜しみなく私たちに与えてくださる方なのです。
いけにえの動物も、実は主が恵みの中で与えてくださるのです。
私たちは、最初に主のことばに従うことが大切で必要なことです。

私たちが主のことばを退けて自分の思いを優先させるならば。
主は、私への恵みを退けてしまわれるでしょう。

主から来ることばも、私への恵みの一つなのです。
その恵みを退けてしまうならば、主から続く恵みを、自ら退けていることになるのです。

シャローム