「善を行い、立派な行いに富み、惜しみなく施し、喜んで分け与え、」 テモテへの手紙 第1 6章18節(2107訳)
水曜日です。聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、テモテへの手紙の第1です。
マケドニヤから、テモテに宛てて書かれた手紙です。
テモテは、ギリシャ人の父と、信仰者でありユダヤ人の祖母、母から信仰を受け継いだ人です。
パウロは、テモテを「信仰により、真のわが子テモテ」と、呼んでいます。
彼は、後にエペソの監督となり、その後、殉教したと言われます。
この時、教会にはパウロが俗悪な無駄話と呼ぶ教えが広がりつつあり、また、持論を真の知識だと誇る人たちがいて、人々を惑わしていたのです。
パウロはそれらの教えに惑わされないように、テモテを教え励ますために手紙を書きました。
若いテモテに、信仰の模範となるように教えます。
ここでも金銭を愛する生活から離れるように教えた後に、信仰を守り、主イエスとの再会の日まで、しっかり歩むように語ります。
ここ6章18節で語られることは、行いによって、救いを完全なものとするようにとの、教えではありません。
恵みによりテモテに与えられた福音には、このような良い行いや施すための力があると言うことです。
自分の力や行いで何かを成し遂げるのではなく。
主イエスが与え、委ねてくれた福音と言う大きな恵みを信じることで行うことが可能なのです。
自分のために何かをするのではなく、主イエスから受けた恵みに立って、隣人と社会のためにできることがあると教えます。
信仰に生き、恵に生きることで、イエス様の愛から外れることなく、終末の日まで歩み通せるのです。
イエス様から、大きな宝をいただき、その宝を十分に用いることが期待されています。
恵に生き、恵みを用いて分け与えることで、ますます豊かになるのがイエス様に従う生き方であり、恵みそのものです。
惜しみなく与える者は、まずます豊かになると言うことばは確かです。
シャローム