「ところが、このことはヨナを非常に不愉快にした。ヨナは怒って、」ヨナ書 4章1節
ヨナ書の最後の箇所です。
ヨナ書が、私に教えてくれる大切なことが示されます。
ヨナが、私が非常に罪深い人間であること。
そして、主のあわれみと恵みは、私の想像を遙かに超えて大きく深いということです。
そしてあわれみと恵みは、今、私に確かに注がれていて、私はその中で生きているのです。
ヨナという人は、とても興味深い人だと、この1〜2節で感じます。
「ヨナは怒って、」1節、そして「主に祈った」と2節に続くのです。
怒って主に祈れる信仰者なのです。
それも、自分が、ニネベの町に主のさばきがあることを告げた結果、町中がこぞって悔い改めました。
そして主がニネベの町にあわれみを与えたことを、怒っているのです。
つい数日前に、ヨナ自身が主のあわれみを受けた者なのにです。
しかし、そんなヨナに主は優しく語りかけ、主のあわれみとはなんであるのかを教えるのです。
自分が主からいただいた恵みとあわれみを忘れて、主に向かって非常に不愉快になるヨナです。
でも、そんなヨナが私の中にもいます。私の日常にヨナである私がいるのです。
シャローム