「兄弟たち、私たちの主イエス・キリストによって、また、御霊の愛によってお願いします。私とともに力を尽くして、神に祈ってください。」ローマ人への手紙 15章30節
パウロはこのとき、あらゆる地域の異邦人に福音を伝え、彼らに仕えてきたことを語ります。
そして自分を誇ったり自分の喜びや楽しみのために行動してこなかったとも語ります。
同時に、エルサレムに行って、主を信じる人たちに仕えたいと願っていることも語ります。
そのために祈って欲しいことを伝えています。祈りの要請です。
祈りは、主を信じた人にはいつでもできることです。
祈ることは簡単にできるけれども、奥深いものでもあります。
ここでパウロは言います。「主イエス・キリストによって」祈って欲しい。
主を信じた者として、主に信頼して主に期待して祈るのです。
主が人々に仕えたように、謙遜に仕える心で祈ります。
同時に主には不可能はないと信じて祈ります。自分が想像するよりも遥かに大きな恵みがあると期待して祈ります。
また、御霊が祈りを導き助けてくれると信じて祈ります。
御霊の愛にによって、パウロと結びつけられて祈ります。
祈る心と祈る言葉も、御霊の愛に満たされて祈ります。自分勝手な祈りではありません。
パウロの語るこの願いも、キリストにあって、御霊の愛に満たされて書いてます。要請をしています。
パウロ一人の願いではなく、イエス様の願っておられることでもあるのです。
そして力を尽くします。
簡単にいつでも祈れますが、簡単ではありません。
時間をより分けて祈りの時とします。
心を一つにして遠い地にいるパウロとともに力を尽くして祈ります。
祈る相手は全能であわれみ深い神です。私たちがみんな信じている神です。
シャローム