「あなたがたが主にあって堅く立っているのなら、今、私たちの心は生き返るからです。」テサロニケ人への手紙 第1 3章8節 (2017新改訳)
パウロはテサロニケの教会の人たちのことを愛して祈っていました。
そんなパウロに届いた知らせは、テサロニケの人々も同じ心で、パウロのことを愛し、パウロのために祈っていると言う事実でした。
このことは様々な困難や苦しみを経験しているパウロにとって非常に心強い励ましになりました。
心は生き返るからですと、語るほどでした。
イエス様を信じた人が、その後の生活の中で、形ばかりの信仰生活ではなく、キリストの愛に倣い、キリストと隣人を愛する生活を送っていることは、福音を伝えたパウロにとって慰めであり、励ましとなるのです。
パウロは、キリスト者が一人で信仰生活と礼拝生活を送ることを避けるように、強く勧めてきました。
信仰者は、礼拝を中心にして交わりを深く持ち、再臨の日まで誠実に歩むことが望ましいのです。
交わりは大切です。
それは自分自身の信仰を成長させるだけでなく、離れたところにいる信仰の友人をも励ますことになるのです。
信仰に堅く立つことは大切なことです。
しかしそれは神学を学べば、それで可能になると言うことではありません。
信仰生活、毎日の生活の中で起きていくことです。
キリストのことばを聞き、従います。
キリストを愛し、隣人を愛して仕えます。
信仰の友人との交わりを大切にする日々の実践の中で、堅く立つことができるのです。
信仰者一人ひとりが、主にあって堅く立つことが、お互いを励まして更にしっかりと立つことができるようになります。
パウロのように、遠く離れた地で、貴方を思い、祈ってくれている信仰の友人がいます。
貴方もまた、遠い地に遣わされている信仰の友人、神の家族のために祈る人です。
シャローム