「空しい偶像に心を留める者は、自分への恵みを捨て去ります。」ヨナ書 2章8節

ヨナは、神を避けた結果絶望し、海に投げ込まれて沈み、死を覚悟した時に主の救いを経験します。
そこからヨナは、主への信仰を回復させて、信仰を告白しています。

ここ8節は、真の神を知りながら、偶像の神々を慕う者の空しさを訴えます。
空し偶像とは、何の力も持たず、人を救う力もない神々のことを言います。
それは空しい神々が存在するのではなく、人が神に背いて勝手に作り出した偶像ということです。
空しい心は、空しい神々を生み出し、恵みを失い更に空しくなるのです。

そして、自分への恵みとは、真の神が自分のために備えてくださった恵みが存在することを示します。
真の神は、私たち一人一人に相応しく恵みを備えていてくださる方なのです。
しかし、真の神を信じて従わない者は、心を空しい偶像に向けることで備えられた恵みを捨ててしまっているのです。
その恵みはただの恵みではありません。
私のために備えられた恵みです。

あなたのために、あなただけの主が備えてくださった素晴らしい恵みを受け取っていきましょう。

シャローム