「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。人間の奴隷となってはいけません。」コリント人への手紙 第一 7章23節
結婚に関して神が示している歩み方を示すと同時に信仰者がきよく生きるように教えます。
結婚の制度や当時の奴隷制度にも触れて語るパウロです。
自分の勧めであって、主の命令ではないと語りながらかなり生活に踏み込んだことを命じます。
自分のように自制して生きることを勧めるパウロです。
それは姦淫の罪を犯さないようにとの命令に終わらないのです。
結婚も含めて世の習わしに惑わされないようにと教えるのです。
結婚することも独身でいることも、神様が一人ひとりをふさわしく召しているのです。
その召しに答えることを大切にします。
世に習うことはいつの間にか、人間の奴隷となってしまうことです。自由はなくなります。
既に私は、主イエスによって代価を払っていただき、主のものとなっています。
主のものである私と私の生き方を、世に渡して人間の奴隷となってしまってはいけないのです。
世の習わしや他の人の歩みばかりを気にするのではなく、世を変えて行くことができるのが、主を信じて歩む信仰者の生き方なのです。
神の御心を求めて、仕えて行こうとする時、生活に自制も必要になります。
時には、パウロのように苦しい選択と生活が続くかもしれません。
しかし、私は何を目指し何処へ向かうのかということをいつも考えて祈るなら、道は開かれています。
それはイエス様の姿に少しでも近づき、イエス様の表された愛の歩に倣って行くのです。
その歩みは自由です。
シャローム