「御よ。彼らの勇士は通りで叫び、 平和の使者たちは激しく泣く。」イザヤ書 32章7節

エルサレムがアッシリアに攻められて苦しむ中から、やっと主に祈り叫ぶ姿がここ32章にはあります。
「主よあわれんでください」と、2節でエルサレムは叫びます。
「今、私は立ち上がる」と、10節で主が答えてくださるのです。

この時、エルサレムは本当に酷い状態なのです。
ここ7節にある勇士とは、エルサレムの勇敢に立ち上がる兵士たちのことです。
その勇士は力尽きて、叫ぶことしかできないのです。

平和の使者とは、アッシリアに遣わされた和平交渉のための使者です。
しかし、その和平の契約は守られなかったのです。
アッシリアはエルサレムを攻め、勇士は力尽きてしまったので、平和の使者たちも、激しく泣くことしかできません。

勇士の力では困難を退けることができません。
平和の使者の力も及びません。
絶望的な状況、苦しみ、悲しみの最悪の中から、エルサレムはやっと主に叫び、祈っているのです。

私たちは、最初に主に祈ろう。叫ぼう。
他の何かに頼るのではなく、主に祈り求めよう。
主に祈り求めることで、私たちが主の勇士となり、私たちが主の平和の使者となって遣わされていこう。
シャローム