「御子が天から来られるのを待ち望むようになったかを、知らせているのです。この御子こそ、神が死者の中からよみがえらせた方、やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエスです。」 テサロニケ人への手紙 第一 1章10節

 

 テサロニケの手紙を読みます。

 アテネからコリントへと移動しながら、テモテを待っていたパウロは、テモテからテサロニケで起きていることを聞きます。
 福音が伝えられて、それから広がっていることを聞いて喜ぶと同時に、再臨について誤解している人たちがいることを知って、この手紙を書きました。
 それなので、手紙の冒頭から主イエスの再臨について触れています。
 
 9節、10節でテサロニケの人々が、パウロから福音を聞いて信じ、その後、自分たちでも証しをして福音を広げていることを語ります。
 彼らは、自分の罪を悔い改めてイエス様を信じ、神に仕えるようになったのです。
 主イエスの生き方に倣い、福音を伝える人にもなっています。
 
 彼らが伝える救い主とは、死に勝利し、よみがえられた御子のことです。
 完全に神であり、同時に人となって地上に生まれてくださったイエスのことです。
 このイエスは、やがて必ず訪れる終末の日に、もう一度私たちの前に現れてくださる方です。
 
 終末の日は、すべての人が神の審判の前に立つ日です。
 終末の日は、主イエスが、再びこの地上に来てくださる再臨の日です。
 私たちは、罪が赦されて神に愛されているものとして、神に仕えて生きるようになりました。
 そして、強く再臨の主イエスにお会いすることを待ち望む人となっているのです。
 
 主イエスを信じた人は、神の審判を恐れることはなく、主イエスと再びお会いすることを強く待ち望む人です。
 それはまた、新しい天と新しい地の現れて完成する日です。
 私たちもまた、パウロと、テサロニケの人たちと同じように再臨の日を待ち望みたい。
シャローム