「サムエルは、一生に間、イスラエルをさばいた。」サムエル記 第1 7章15節 (2017新改訳)
士師記の時代に続くのが、祭司であり預言者でもあるサムエルが活動した時代です。
この時代も、10節に記されるように、ペリシテ人はイスラエルを襲撃しイスラエルを苦しめていました。
そんな中でサムエルは、イスラエル人に、いつのかにか全家に入り込んでいた偶像の神々の像を取り除き、心を主にだけ向けることを勧め、教えたのです。
イスラエル人は、サムエルの教えに従いました。
すると主は、攻め込んでこようと準備していたペリシテ人を追い払い打ち負かされたのです。
サムエルが活動する間、もうペリシテ人は攻めてくることはありませんでした。
「主の手がペリシテ人にのしかかっていた」と、13節は教えます。
そしてサムエルは、一生の間、祭司としてイスラエルで主にのみ仕え、人々を教えたのです。
彼は、士師記のギデオンやサムソンのように、剣を持って敵を打ち倒したりはしませんでした。
しかし、サムエルはイスラエルをさばいたのです。
主に仕える者として、手本となり主に従うように、イスラエル全家を教え導いたのです。
さばくとは、裁判で判決を下すと言うことではなく、主の民を、ふさわしく導き、自ら主に心から仕えたることです。
そしてサムエルは、幼い頃から一生の間、主と主のことばから離れることなく、生きた人なのです。
一生の間、主に真摯に仕えることができたなら、それにまさる幸い、喜びはないと思う朝です。
シャローム