「神は私たちを救い、また、聖なる招きをもって召してくださいましたが、それは私たちの働きによるのではなく、ご自分の計画と恵みによるものでした。〜」テモテへの手紙 第2 1章9節 (2017新改訳)

主なる神は、私を罪から救い出してくださった。
そして救い出すと同時に神様の使命を与えるために召し出してくださったのです。
救い出し、使命を与えて遣わすことを、すべて神様の恵みとして備え与えてくださった。
私の努力とか働きの結果として与えられたものではない。
それはすべて神が計画を立てられて実行してくださったもの。

私たちは、そのままでは滅びに向かって一直線の存在でした。しかもそのことが分かっていなかったのです。
神は、私が滅びることを望まれなかったのです。
ですから救うことを計画された。それは神が私を愛してくださり、恵みを与えようとされたから。
私がお願いしたのではない。私はお願いすることさえ思いつくことがなかったのです。
神の恵みなのです。

そして神は、ただ救い出して放り出さない。
神が救った者として大切な神の使命を与えてくださった。
これも神のあわれみと恵みによるものです。

私は自分の罪深さを知るにつけ、神の恵みの大きさを知り。
私は自分の罪を知るたびに、滅び行くだけの自分勝手な生き方から、神の使命を受けて生きる豊かな生き方へと移されたことを覚えます。
神は、小さな存在に過ぎない私のために、救いと使命を用意して、私に与えてくださった。
そんことをもう一度、しっかりと心に刻んで、今の働きに忠実に仕えるようにと、パウロはテモテを、手紙の冒頭で励ますのです。
この励ましには、神の恵みが元にあるので力があります。
シャローム