「帰れ、イスラエルの子らよ。あなたがたが反抗を強めているその方のもとに。」イザヤ書 31章6節

エルサレムがアッシリア帝国の侵攻の脅威に苦しむ時、彼らはエジプトの力を頼りました。
しかし、イザヤは告げます。エジプトはアッシリアからエルサレムを助けることはできないと、主のことばを告げるのです。
それは人の力であって神の助けとは決定的に違うからです。

神はエルサレムをさばきます。しかし神がエルサレムをさばくのは、究極的な救いを与えるためなのです。

帰れ。この言葉、この勧めに尽きるのです。
神に背き、好き勝手をしてきたエルサレムの人々です。
その結果としてさばきを受け取ることになりました。
そのさばきを自分の力で避けることはできません。他の人の力を頼っても無理なのです。
自分の罪を悔い改めて、神のもとへ帰ることでのみ、救いは与えられます。

さばきの中にあっても「滅びよ」と見捨てるのではなく、「帰れ」と、勧めて、帰る場所を備えていてくださる神のあわれみの深さを知る時です。
私がどんなに神に反抗しても、神はどこまでも深く愛してくださるのです。
シャローム