「人々は行った。「私たちが送るべき償いのものは何ですか。」〜」サムエル記 第1 6章4節 (2017新改訳)
イスラエルの神、主の契約の箱を自分たちの手では、どうしても手に負えないと分かったペリシテ人です。
祭司たちと占い師たちを集めて、箱をイスラエルへ送り返す方法を探ります。
祭司と占い師は、イスラエルの神に償いをしなければいけないと、答えるのです。
それは具体的には、金で作られた像でした。
この後の、箱の様子を見ると、この方法は上手くいったように見えますが、そうではありません。
神の前に罪を犯した人には、償いをすることなどできないのです。
自分たちの町や人に災いが起きるからと、箱を返すとするだけのペリシテ人です。
償い、保証金で解決しようとする祭司、占い師たちです。
すべきは、償いではなく、悔い改めです。
自分が、神の前に罪を犯したことを認めて、悔い改めるのです。
全世界を造られて、今も、世界を支えておられる神、主です。
全世界の所有者、主権者なのです。償える価値は人には量ることなどできるはずがありません。
神、主にに向かって、償いなどできるはずがありません。
できるのは、胸を打ち叩いて、悔い改めることです。
そして、償えるはずもない、罪を、一方的に赦される恵みを受け取るのです。
神、主の愛を知る。
それが主の望んでおられることです。
シャローム