「主が来て、そばに立ち、これまでと同じように、「サムエル、サムエル」と呼ばれた。サムエルは「お話しください。しもべは聞いております」と言った。」サムエル記 第1 3章10節 (2017新改訳)
サムエルが初めて主からことばを受けとる場面です。
この頃には、イスラエルに主のことばはまれにしかなく、幻も示されていませんでした。1節。
神殿で仕えていたサムエルに、夜、主はサムエルを呼ばれました。
最初サムエルは、そのことが分かりませんでした。そのため、声を聞くとエリの元へ行ったのです。
三度同じことが起きた時、エリは、主がサムエルを呼ばれていることを知ります。
そしてサムエルにアドバイスをします。9節です。
次にもう一度呼ばれた時、サムエルは教えられたとおりに答えたのです。
この場面は、驚きに満ちています。
主が来てくださって、そばに居るのです。
私たちが、主に呼びかける前に、主は、立ち上がって私たちを見つけ、近づいてくださるのです。
そして、声を掛けてくださる。
名前を二度呼びます。
二度繰り返すのは、最高の呼びかけであることを現しています。
主が、最高の呼びかけをしてくれます。
私たちも、最高の応答をしなければいけないのです。
「お話しください。しもべは聞いております」と言ったサムエルの答えは最高です。
しもべと、自身のことを呼ぶのは、聞いてことばをすべて行うと言う、姿勢と決断を現しています。
私たちは、なかなか聞かない存在です。
ちゃんと、主のことばを聞くことの大切さと、その聞き方、姿勢を教えてくれる場面でもあるのです。
この日から後、サムエルは主に誰よりも豊かに用いられ、大切な使命を受けて仕える人になります。
主の声を、謙遜に聞くことから、大切なことは始まるのです。
主は、来てくださっていて、そばで語りかけてくださる。
聞こう。
シャローム