「ですから、あなたがたに勧めます。私に倣う者となってください。」コリント人への手紙 第一 4章16節

この手紙の著者パウロとは、どのような人なのでしょう。
「私に倣う人になってください」
こう言いきれる人は、パウロを除いて他にはいない気がします。
パウロは自分を誇っていますか、自信家ですか、違います。

13節では自分のことを「この世の屑、あらゆるものの、かすになりました」と告白しているのです。
自分のことを駄目な人間だと言うのならば、自分のようにはならないようにと、勧めるはずです。
しかし、パウロは自分に倣うように言います。
何故なら、この世の屑だと評価されても、イエス様に倣い「ののしられては祝福し、迫害されては耐え忍び」と、このように生きることを、倣って欲しいからです。
敵意には愛をもって応え、苦しめられても祝福を祈ります。
それがキリスト・イエスを信じた人の生き方だとパウロは信じていて、そこに平安があるからです。

パウロが勧めます。
私たちもパウロに倣い、イエス様の足跡の後を付いていきましょう。
私たちは、イエス様に愛されている者だからです。

シャローム