「あなたの神、主は、あなたのただ中にあって救いの勇士だ。 主はあなたのことを大いに喜び、その愛によってあなたに安らぎを与え、高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる」と。」ゼパニヤ書 3章17節 (2017新改訳)

聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。

今日開いたのは、ゼパニヤ書です。

預言者ゼパニヤに啓示された預言のことばが記されています。
ヨシヤ王の治世の初期の頃に活動した預言者だと、考えられます。
預言書として珍しいのは、本書の冒頭に、ゼパニヤの系図が記されていることです。

3章だけの短い預言書です。
1章は「ユダとエルサレムへの審判」が、厳しく語られます。
2章は3節で、ユダとエルサレムに対して、主を尋ね求めて悔い改めよとの招きがあります。
そして、2章4節以降で「諸外国への審判」が、やはり厳しく記されます。
3章は、一転して主による回復が記されて、希望と繁栄のメッセージが記されるのです。

悔い改める人には、主の赦しが与えられるのは確かなことです。
しかし、1章では厳しいさばきのことばがありました。
悔い改めを迫ったのも主です。
そして赦してくださるのも主です。
その根本はなにか。
ここ17節に記されるとおり「その愛」です。主が、ユダとエルサレムを愛してくださっているからです。

今、私たちには十字架のイエス様が与えられています。
神の敵となって、さばきを受けるものではなく、神に愛されていることを知り、悔い改めて神の民の大切な一人として、神の救いと祝福を受ける者でありたい。
ここ17節にある通り、わたしを愛してくださる主は、私たちのただ中に住み、救いの勇士となっていてくださるのです。
主が、悔い改めて、主の前を歩もうとする私たちを喜んでくださるのですから、私たちも主を賛美し喜びながら、毎日を歩みたい。
シャローム