「キリストのうちに根ざし、建てられ、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかりに感謝しなさい。」 コロサイ人への手紙 2章7節

コロサイの教会に入り込んでいた異端の教えは、自分たちだけが知っている奥義、秘義があると語り、人々に取り入ろうとします。
パウロたちよりも優秀だと訴えるのです。
しかし神の国の真理、本当の奥義は、既に地上に人として生まれてくださった御子イエス様によって明らかになっているのです。
キリストにこそ、奥義が現されているのです。
大切な知識もすべてキリストによって教えられています。

ここでパウロは、キリストのうちに根ざすように教えます。
それは信仰に生きることです。
救い主を信じるのは、私の知識や生活に、ほんの少し付け加えるものではありません。
信仰に生きることで、罪から遠く離れ、キリストの愛のうちに生き、成長していくのです。

苦行をすることや、禁欲生活で、成長したり、きよい人になるのではないのです。
あふれるばかりの感謝とは、信仰による感謝です。

キリストを信じたことで、赦されて神とともに歩むようになったことを感謝します。
そしてキリストが弟子と人々を愛した生き方に倣って生きることで、感謝にあふれていくこととなり、信仰が強められ、成長するのです。

キリストに根ざすのです。
人の教えを頼りとするのではなく、イエス様に根ざし倣うのです。
シャローム