「人を裏切り、向こう見ずで、思い上がり、神よりも快楽を愛する者になり」テモテへの手紙 第2 3章4節
終末の日が近づくと現れる人たちに対して気をつけるようにパウロは教えます。
2節からの内容を読むと、その人は、ガラテヤ5章22節、23節に記される御霊の実が結ばれる人とはまったく逆の人が教会にも現れることを示します。
その人たちの語る言葉に惑わされないように、愛する子テモテを教えるのです。
興味深い表現は、その人たちは「神よりも快楽を愛する者」なのだということです。
神と快楽を並べて示すのです。
快楽を愛する人は、続く5節にある通り敬虔を否定する者です。神を愛する人は敬虔であろうとするのに対して、快楽を愛する人は敬虔な生き方から離れます。
そして、快楽を愛する人は、信仰を貫こうと困難や迫害を耐えることをしません。そして神から離れてどんどん悪に近づくのです。
神を愛し、敬虔に生きようとする人には、困難と迫害がありますが喜びも失われることがありません。
神を愛して喜びのある毎日を送り、終わりの日を迎えるのか。
快楽を愛して悪に近づきながら、終わりの日を迎えるのか。
その日に再会するイエス様の顔を思いながら、歩むべき道を定めたいものです。
シャローム