「しかし、母の胎にあるときから私を選び出し、恵みをもって召してくださった神が、」 ガラテヤ人への手紙 1章15節

ガラテヤの人々に向けてパウロが書きました。
パウロは自分がかつては、イエス・キリストを救い主と信じる人を激しく迫害し、教会を迫害した張本人だと告白しています。13節。
その上で、今、迫害者であった自分がイエス様を証しすることで、神の栄光を現し、人々が神をあがめているのだと、確信と喜びをもって語ります。23、24節。
そのパウロは、自分が使徒として選び出されたのは、たまたま偶然と言ったことではなく、神、主の深い愛とご計画があって、今があるのだと、語ります。
生粋のユダヤ人であり、律法を学んだ自分は、実は母の胎にいるときから使徒として選ばれていたのだと、証しします。
神は創造主です。パウロをたまたま選んだのではなく、ご計画の中で命を与え、支え、導いてくださったという、告白です。
もちろん、神は全自動のロボットのようにパウロに命を与えて使徒としたのではありません。
パウロが学び、選び、葛藤する中で、最善を導いてくださり、パウロが決断をしたのです。

しかし神は、私たち一人一人に良いご計画と良い働きを備えてくださっているのです。
パウロにはそれが使徒としての働きでした。

そしてパウロはエペその手紙では、母の胎ではなく、天と地の創造の時から、私たちを良いものとしてご計画の中で命を与えて導かれていたのだと、さらに深い信仰の告白をします。
「世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び〜」エペソ人への手紙1章4節

今、聖書を読み、礼拝に集うように召してくださった神は、そんな遥か昔から、ご計画の中で、私を愛して礼拝者、信仰者としてくださったのです。
こんな大きな恵みが、パウロの手紙の最初に書かれています。
あなたは、神が選び出し、恵みをもって召してくださったのです。
シャローム