「人がこれらの町の一つに逃げ込む場合、その人はその町の門の入り口に立ち、その町の長老たちに聞こえるようにその事情を述べよ。彼rは自分たちの町に彼を受け入れ、彼に場所を与える。そして彼は彼らとともに住む。」ヨシュア記 20章4節 (2017新改訳)
 
 逃れの町に関する規定です。
 誤って人を死なせてしまった殺人者が、民衆の前で裁判を受ける前に復讐によって殺されることがないように逃げ込むのが逃れの町です。
 
 ここにある大切なことはこれです。
 1.事情を述べよ。
 過失であっても、その事情を明らかにして、逃れの町の中でだけ、生活することが許されます。
 罪を明らかにすることが、許されるための最初の一歩です。
 
 2.彼を受け入れ。
 逃れの町は、単なる収容施設ではありません。
 長老たちは、事情を聞いた上で、受けれて見守るのです。
 受け入れるための愛が求められます。
 主のさばきが行われる裁判の日か、大祭司が死ぬ日まで、執行猶予の期間を設けるのです。
 そのためには町の人の愛が必要になります。
 主の律法を守ることを町の人も求められます。
 
 3.彼は彼らとともに住む。
 ともに生きることが大切です。
 主が、罪人ある私たちを忍耐を持って見守り、悔い改めて神のもとに帰ってくるまで待っていてくださり、その間も、私たちとともに生きてくださるように、ともに住むのです。
 
 この逃れの町は、私たちが互いに神の前には罪人であることを覚え。
 そんな私たちを、神は見捨てないでともに生きてくださることを思い出す町です。
シャローム