「心からわたしに向かって叫ばずに、自分たちの床の上で泣きわめいている。穀物とぶどう酒のためには群がって来る。しかし、わたしからは離れて行く。」ホセア書 7章14節
主は、イスラエルを癒し、その罪を赦そうと待っておられます。
しかし、その時の民は、王から首長、民に至るまでがみんな罪を重ねて、主の前に悔い改めることをしません。
心から叫ばずにとは、彼らの祈りが形ばかりのものになっていることを示します。
心から主を信じて祈ろうとしないのです。そして形ばかりを整えようとします。
自分たちの床の上でとは、主の前に進み出ることをしないで、ただ嘆いているだけであることを示します。
泣きわめいていても、それは自分の思い通りにならないことを叫ぶばかりで、そこには悔い改めもなく、主に助けを求める心もありません。
穀物とぶどう酒のためには群がって来るとは、自分の利益や豊かさのために、どん欲であるけれども、主を求める心と正しい子とを行おうとする心はないことを指しています。
わたしから離れて行くとは、真の神を捨てて、偶像の神々を慕う心を指しています。
この人たちは、主の訓戒を聞くことをしません。同時に主が癒し赦そうと待っていてくださるのに、主の前に行くことをしないばかりか偶像の神々を慕い、この世の富と楽しみばかりを追いかけるのです。
しかし、主を捨て、むなしいものを追い求める人の最後は滅びなのです。
主の声が届いているうちに悔い改めることを自分のものにしたい。
シャローム