「ベニヤミン部族の諸氏族のくじが引かれた。くじで当たった彼らの地域はユダ族とヨセフ族の間にあった。」ヨシュア記 18章11節 (2017新改訳)

まだ、割り当て地が決まっていない7部族が残っており、ヨシュアは彼らのためにくじを引き、指示を出します。
各部族から三人が使者として相続地に送り出されて調査をします。
そして境界線を確認していきます。ベニヤミン族の境界線は、ユダ族、ヨセフ族と正しく接していることが確認できるのです。
そして、くじで引いたとおりに割り当て地を受け取っていきます。

この時のくじは、ヨシュアが一人で引きます。
モーセの後、ヨシュアの支持、指導の元に決まっていくことが大切であったのだと読み取れます。

調査と境界線の確認や、主の前に公平にくじを引くことを通して、各部族は主が自分たちの部族に与えてくださっている相続地という恵みを確認するのです。

注意していないと、受け取るべき相続地という恵みを見失ってしまいます。
また、戦うべき残りの地についても後回しにしてしまうかも知れません。
そして、確認をすることで主の恵みが確かであり、各部族に相応しく恵みがあることを味わえるのです。

私たちも、神の家族、隣人に与えられている恵みを見ることで、自分の恵みも等しく、ふさわしく与えられていると、知るでしょう。
そして主が公平に多くの恵みをくださっていることを味わうのです。
私への主への恵みは、他の人とは違います。違っていて、それでいて、互いにふさわしくたくさんの恵みをあるのです。
私たちはいつも恵みを主の間に数えながら、感謝と喜びと賛美の声をあげていきたい。
そうすることで、恵みを恵みとして味わえるのです。

恵みは報酬ではなく、恵みなのです。それを忘れないで、でも、確実に主からの恵みを受け取っていきたい。
シャローム