「このような人のことを私は誇ります。しかし、私自身については、弱さ以外は誇りません。」コリント人への手紙 第2 12章5節
パウロは、主によってパラダイスとも第三の天とも呼ばれる場所を見てきたことがあると語ります。
それはパウロが使徒であることの証明であり、特別な上にも特別な経験をすることで使徒としての召命を一層確信するためでした。
しかし、パウロはそのような特別な経験を、これまで教会で話すことはなかったのです。
このような経験をしたことで、パウロを特別視することを避けるためでした。
しかし今、パウロの使徒職について批判する者が、大声を上げて騒ぎ立てるので、初めて語ったのです。
その上で、パウロはそのような経験をしたことを誇るのではなく、自分の弱さを明かすことを選びました。
弱い所を持ったパウロが、主に用いられることで、主の力や栄光が現されることを望んだのです。
同時に、パウロが弱い時、弱い所には、主が働いてくださり、主の力が発揮されるからです。
主の前に自分の弱さを明らかにした人は、主が必ず助けてくださることを経験します。
そしてその力は、自分の力だけでは決して成し遂げることができないことをさせてくれるのです。
自分の弱さとは、主と深く関係を結んでいることでもあるのです。
主とともに生き、主とともに働けることが、パウロのそして私たちの喜びです。
あなたの弱さとはなんでしょうか。
主はそこにどのように働いてくださっていますか。
シャローム