「少しもはばかることなく、また妨げられることもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。」使徒の働き 28章31節
よみがえられたイエス様が、エルサレムでペテロたちを前にして語られた時のことから始まった「使徒の働き」は、ローマでパウロがイエス様のことを宣べ伝えている時のことを記して終わります。
イエス様が約束して下さった助け主である聖霊が地上に来られて働かれ、新しく使徒となったパウロを通して働かれていることを示して終わるのです。
かつてのパウロがそうであったように、迫害者がイエス様のことを伝えることを禁じようとしたり、信仰者を苦しめたとしても、イエス様のことを宣べ伝える働きは広がり続けるのです。
「少しもはばかることなく、また妨げられることもなく」とは、なんと力強いことばでしょう。
少しもと強調され、はばかることも妨げられることもないと、ことばを変えて繰り返して強調をするのです。
聖書は。パウロの功績や栄誉を伝えません。教えません。
ただ一つ「神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた」ことを教えてくれます。
そして異邦人である現代に生きる私たちのところへまで、そのことばは伝えられています。
そして信じて、主イエスのことばに従って生きる人へと変えられています。
使徒たちの働きは今も続いていて、広がり続けています。
今も、イエス様のことを証しし、宣べ伝えることに困難を覚える時はあります。
しかし、神様の目には「少しもはばかることなく、また妨げられることもなく」進められているのです。
私たちもまた、そのことばを聞いた一人であり、伝える一人です。
使徒の働きに繋がっている一人として、今日の一日を歩みたい。
私たちの毎日は、主に守られており、少しもはばかることなく、また妨げられることもないのです。
シャローム