「愛は隣人に対して悪を行いません。それゆえ、愛は律法の要求を満たすものです。」ローマ人への手紙 13章10節
上に立つ権威に従いなさいと命じられて始まる13章です。
ローマ帝国からの迫害も始まった時代にあって、上に立つ権威に従うことの難しさをキリスト者は感じていたはずです。
それでも、パウロは、上に立つ者とは、人々に益を与えるための神のしもべなのだと、教えるのです。
迫害に抵抗するなと言うことではないでしょう。
上に立つ者の間違った要求に従えと言うことでもないでしょう。
しかし、愛をもって従い、愛の行為を行い続けることを教えるのです。
私たちは、主が与えてくださった律法を完全に守ることはできません。
しかし、主イエス・キリストを信じて、神の子どもとなった身として、取るべき行動があります。
相手を愛する行動をすることです。
難しいことです。
でも、イエス様がそのようにされました。私たちは倣うべきです。
愛を行う心と行動を望むならば、そこに悪を行う余地はなくなっていくのです。
律法を守ろうとするのではなく、イエス様に倣った愛の行動を求めて行くのです。
私たちはキリストのからだの一部です。目には見えないキリストを着ているのです。
行動がその制服を見えるようします。
シャローム