「「わたしに何をしてほしいのですか。」するとその人は答えた。「主よ、目が見えるようにしてください。」」 ルカの福音書 18章41節
イエスさまがエリコの町に近づいた時、イエスさまの周りには多くの群衆がいて、騒がしかったのです。
その時、道端で物乞いをしていた一人の盲目の人は、騒がしさを聞き取り、何事が起きているのかを近くの人に尋ねます。
そして、イエスさまが通られると知ると、大声で叫び求めたのです。38節。
イエスさまに余分な手間を掛けさせたくないと考えて、周りの人は黙らせようとたしなめます。
しかし、彼は黙るどころか、ますます激しく叫ぶのです。
その声を聞き、ここ41節で、イエスさまが彼に声を掛けます。
彼は、イエスさまに明確に答えるのです。これが素晴らしいのです。
彼は、求めるべき相手を知っています。イエスさまです。
自分が、何を望むべきなのかを分かっています。
そして、望みを明確に言葉にして、伝えることをします。
イエスさまに求めるとは、こういうことだと教えられる姿があります。
他の人に、たしなめられようと、邪魔をされようと、求めるべきです。
求めるべき時を逃してはいけない。
求め続けるのです。諦めずに叫びます。繰り返すのです。答えを受け取るまで。
そして、求めるべき相手を知ることが大切です。
小さい者、弱い者を見出して、声を掛けてくださるあわれみ深い神に求めるのです。
イエスさまは、イエスさまだけに信頼し、期待して求める人に、必ず答えてくださるから。
一人の人が、イエスさまを信じて、必死に求めるなら、その信仰と主への賛美は、やがて周りの人に広がっていきます。
主に求める人の周りには、喜びが広がるのです。
シャローム