「それにしても、あなたがたは、よく私と苦難を分け合ってくれました。」ピリピ人への手紙 4章14節 (2017新改訳)
パウロは獄中にあって、不安や不満、不足を訴えることや、嘆き悲しむ手紙を書き送るようなことはしませんでした。
むしろ苦しい境遇にあってもなお、感謝と喜びの声をあげています。
しかし実際の生活は、宣教の旅で苦労を重ねたり生活するのに困窮する貧しさを経験してきました。
更には、こうして投獄されたりと、たくさんの苦難と危険を経験してきたのです。
しかし苦難の時には、主の全能の助けを経験しました。
困窮するときには、ピリピの教会からの支援を経験しました。
ですからパウロは、嘆き悲しむよりも、喜び感謝することができました。
そしてパウロはピリピの教会から献金の支援を受けたことを、ここでは「苦難を分け合ってくれた」と、感謝の声を上げるのです。
そうなのです。
私たちが宣教の最前線にいる人を、祈りと献金をもって支えることは、単なる経済的支援では終わりません。
それは宣教の苦難を一緒に経験するのと同じように、ともに分け合っていくことなのです。
私たちの身体は、遠い地から支援をしますけれど、パウロのような人が遣わされた宣教の地に、心とたましいは共にあり、苦難を分け合うことになるのです。
その捧げものは、主にささげる香りのささげものと同じように麗しいものです。
苦難を分け合って支えるささげたものは、主の御手によってパウロの必要を完全に満たすことができるささげものになり、満ちあふれるのです。
シャローム
シティリジョイスチャーチ 榊原康成
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