「神の御霊によって礼拝し、キリスト・イエスを誇り、肉に頼らない私たちこそ、割礼の者なのです。」ピリピ人への手紙 3章3節 (2017新改訳)

パウロは異邦人の中からイエスを信じてキリスト者となった人々を励まし、正しく評価します。
それはこの頃、自分たちが神に選ばれた民、イスラエル人であることを誇り、異邦人に割礼を強制するような人たちがいたからです。
彼らは自分がイスラエル人であり、割礼を受けていることを誇ります。
即ち、肉を誇り、頼るのです。

しかし、イエスを救い主と信じることで義とされた異邦人たちは、肉を誇りません。
最初から誇るべき肉のしるしを持っていないことが幸いです。
その人たちは、身体に割礼を受ける必要がありません。既に、御霊による割礼を受けているからです。
信じたことで、同じ民、同じ家族となっているのです。
アブラハムと血の繋がりはありませんが、御霊によってアブラハムの家族とされています。

私たち異邦人は、肉を誇れない分、堂々とイエスを誇ります。
同じようにに私たちは、礼拝の秩序やきよさを大切にしてささげますが、儀式を一番大切にはしません。
何故なら、御霊によって礼拝しているからです。
その御霊が、私を導いてくれます。
私たちは選民ではありませんが、取るに足りない者、弱い者、権力も権威も持たない者を、イエス様が愛して召し出してくださったのです。
ですから、私は選民イスラエル人ではありませんが、イエス様に召し出されている民の一人です。
イエス様を信じ、御霊の導きと満たしを信じている召された民です。新しい選民です。

私たちに大切なことは、昨日も、今日も、明日も、自分の肉を誇らず、キリスト・イエスを誇ることです。
これを決して変えてはいけないのです。
シャローム