「地よ、恐れるな。楽しみ、喜べ。主が大いなることを行われたからだ。」ヨエル書 2章21節

1節で、主のさばきの日が間近であり、必ず起きることが示されます。
そして続く2節からは、これまでユダヤ人が経験をしたこともない恐ろしいさばきが行われることが示されるのです。
イナゴが襲来することで受ける被害は恐ろしいもので、軍馬(イナゴの顔は馬に似ていると言われる)が隊列を作って、すべてのものを踏み荒らし侵略する軍隊のようだと、語ります。
それはすべて主のさばきです。民の罪の結果です。

そして主は、12節から悔い改めを迫ります。
頑なな心を引き裂いて真の悔い改めを迫ります。

しかし、主のことばはそれで終わらないのです。
21節からは、一転して祝福のことばが語られます。
前半が恐ろしい、本当に恐ろしいさばきのことばと被害を示すのですが、祝福のことばは、それを遙かに超えた大きく豊かな祝福が与えられることを示します。

大いなること。
神様は、イナゴを滅ぼし、大地を祝福し、春の雨、秋の雨を注いでくださるのです。
大地も民も、皆、楽しみ喜べと語ってくださる。それは、もう2度とこの祝福が失われないことを示しています。

大いなることを私にしてくださる神様が、私の神、主だと、声を大にして叫び、祈りたい。

シャローム