「主はモーセに答えられた。「この主の手が短いというのか。わたしもことばが実現するかどうかは、今に分かる。」 民数記 11章23節

民の呟きで始まった11章です。
主の怒りが炎となって民に注がれますが、モーセが取りなしの祈りをすることで炎は止みます。
続いて、民はエジプトでは肉を食べていたのに、ここではマナしか食べることができないと呟くのです。
主は、今度は肉を与えると語られます。
しかし、モーセには民全体を満たす肉があるのでしょうかと不安を口にします。
マナが毎朝降って来て、民全体を満たしていることを忘れているようです。

主は「「この主の手が短いというのか」と語ります。
この主なのです。他の神々、存在とは違います。
唯一の方、この主は全能なのです。
そして語られたことは必ず実現します。

「今に分かる」とことばが続きます。
主の恵み、その恵みがどのような形で実現をするのかは、私たちには直ぐには分からないのです。
しかし、主のことばに信頼する人の前に、それは必ず実現します。形となります。

「この主の手が短いというのか」と主は私に挑まれます。
ただ、ただ私は期待して信じるのです。

シャローム